オックスフォード通信(196)i-Seminar 第18回目: 英語でプレゼンテーションは問題?

本日のiSeminarは前回に続きChapter 2&3についてのプレゼンテーションでした

日本は体育の日の祝日でしたが、最近の大学は授業日数確保のため月曜日の祝日は成人の日を除き授業日となっています。

3名欠席(内、1名は教育実習)の中、8名がプレゼンテーションをおこないました。私はドラフトを既に読んでいるので内容はよく知っているのですが、書いたものを読むのと、本人が口頭で発表するのとでは大違いでいろいろと考えが浮かんできます。

6分(プレゼンテーション)+ 3分(質疑応答)+ 1分(交替時間)= 10分間を一人の持ち時間として8名がプレゼンテーションをおこないました。この方式はこの10年くらいゼミで実施している伝統の方式です。こう言うと、20分くらいの時間をとって3-4名ずつくらい進める方がいいのではないかという意見もあるかもしれませんが、全員がプレゼンテーションが終わるまでに1ヶ月以上かかってしまいます。

3回生でBehaviorism(行動主義)を学んだのですが、そのステップ・バイ・ステップ方式はこのような卒論を進める際には有効だと思っています。

さて、iSeminarらしく、パワーポイント(必ずしもマストではないけれど)でのプレゼンの後、オックスフォード側から私が質問→応答、あと1名くらいの質問ですぐに時間切れで「もう少し質問したい」「もう少し話したい」という気持ちがあるのは事実です。

ところで、本日のゼミ(後半の議論)で問題になったのが、英語でプレゼンテーションをすると、内容の理解が十分できないので、有益なコメントを書きにくいという意見がでてきました。もっともだと思います。一方で、発表者がドラフトを棒読みしているので(本人ですら)分かりにくいという意見も。このような議論ができること自体が貴重だと思います。

現在、私が所属するオックスフォード大学教育学部では、EMI(English Medium Instruction)についての研究が盛んになされていますが、この理解度の問題はこのゼミの英語での発表問題に限らず重要な問題であると思います。

10月もそろそろ半ばです。

後から考えるとこの10月にもっと頑張って卒論に取り組んだら良かったと言わなくていいように、お互い時間を大切にしたいものです。

幸いにしてFacetimeは3時間半のゼミの中で2回フリーズしただけでした(フリーズしても音声と同志社女子大学側の映像は正常に映っていました;いつフリーズするか分からないのですが、フリーズしている時の映像は重要だと今日思いました。時々間の抜けた顔のままフリーズしていることがあるのですが、その映像をインターネットを通して自分でみることほど間の抜けたことはないと思います)。

そうそう今日は1回三脚に固定のMacがこけました。キャスター付きですがどこかで引っかかったのでしょう。気をつけていきましょう。

(2018.10.9)

★今回の教訓:秋学期のゼミも順調なペースになってきた。今年のメンバーでできることをもっとやっておきたい。

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