オックスフォード通信(343/22)St. Cross College

オックスフォード大に春休み滞在中のO先生にランチにご招待頂きました

O先生はオックスフォードにもう何十年も来ておられて、オックスフォードの隅々までご存じの東京のA大学の先生です。オックスフォード大博士課程で学んでおられるNさんと一緒に、先生が現在滞在しておられる、St. Cross College のランチによんで頂きました。

St. Cross College は有名なパブ、The Eagle and Childのすぐ近くでシティーセンターでも本当の中心部にあります。何でもその前を通りかかっているのですが、中に足を踏み入れるのははじめてのこと。

中は外の喧噪とは別世界。どこのカレッジも外部の騒音と遮断しているところがアカデミックなムードへ人を誘うのでしょう。O先生は退職まであと2年というお年ですが知的好奇心は誰よりも旺盛でアクティブにいろいろなセミナーや行事に参加されていて、お会いする度に私も見習わなければと思わされます。Nさんも現在博士論文をほぼ書き上げられた才媛。このような人達といろいろなお話ができるのは幸運な限りです。

ランチの食堂では教員も学生も中にはかなりお年を召した恐らく名誉教授の先生でしょうか、いろいろな年齢層の方々が同じ場で食事をしています。このような機会が日常的にあることが、いろいろな知的交流を生み、新たなアイディアが生まれる元になっていくのでしょう

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オックスフォード大でジョイントプロジェクトをさせて頂いているR先生との研究も随分話がスッキリしてきたように思います。これもアイルランドに旅をしたりいろいろな人と話をすることによって、考えが磨かれてきたからだと思います。

(2019.3.4)


★今回の教訓:ご飯を食べながらの交流は古典的だが一番効果があるように思う。気負いがなく、神経の80%は食べる事に向いているので構えず話ができることがいいのだろう。

 

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