オックスフォード通信(238) i-Seminar 24回目:卒論台紙授与

本日のゼミではいよいよ卒業論文の台紙が授与されました

ラグビーの試合前にユニフォームであるゼッケンのついたジャージが渡されるように若ゼミでは歴代、この時期に2セットの卒論台紙と綴じ紐が渡されることになっています。

今年も伝統に則り卒論コミュニティから各メンバーに台紙が渡され、K先生から励ましの握手をして頂きました。また、今年初めて3者面談として本人、K先生、私で各自が提案した卒論について教室内で公開で議論をしほぼ最終決定をしました(昨年までは私とC先生で提案されたタイトルについて協議をしていました)。

今週のひと言は、"Try for change” でしたが、「チャレンジすることによって変わることができる」と私は日本語訳をあてました。ほんの小さな違いですが、こころの中には心地よい響きが残っています。昨年までは物理的にもう一人の先生が教室にいなかったためそのようなこのような三者面談風を考えもしなかったのですが、i-Seminarをしている中でこのような企画ができて良かったと思います。

夜のセミナーのあと、ワインのレセプションで世界的に有名なダブリンのトリニティー大学のS先生と同じく世界的に著名なオックスフォード大学名誉教授のE先生と個人的にいろいろとお話をする機会があったのですが、例えば、Stumulated Recall Interviewもインターネットを通して遠隔インタビューができるのではないかという話をしていました。

目的というか志があれば、方法はいろいろとあるものだと、今日のセッションから教えられたような気がします。

これも恒例の卒論必出ダルマも登場し、卒論コミュニティによって片側の目に炭が入れられました。いよいよこれからひと月が勝負の時間となります。EVE祭も楽しみながら、素晴らしい卒論への道を歩んで欲しいと思います。

それにしても本日の卒論台紙授与にしてもだるまにしてもスムーズに事が進んでいます。これは日の当たらない所で地道に台紙を運んだり、だるまようの筆ペンを持ってきてくれたりと多くの縁の下の力持ちがいるから可能になっていることです。私はいつもこのような地道にゼミを支えてくれているメンバーを誇りに思っています。

さて、本日のインターネット接続は4回止まってしまいましたが、先週までの音のハウリングのような現象は一切見られませんでした。FacetimeもLINEビデオとも。すると格段に話やすいものです。微妙な音の作用ですが、コミュニケーションというよりもむしろ思考としての言語使用に大きな影響があるように思いました。

ワークショップでは、APAとUT(University of Toronto)のスタイルミックスしたHeadingsを作成、目次の作成、ナビゲーションウインドウの活用について学びました。卒論も本当にいよいよです。

(2018.11.20)

★今回の教訓:台紙授与のような儀式は大切だと思う。ゼミメンバーはどう思っているか分からないが、ひとつひとつステップを踏んでいくことが重要だ。残りゼミも「30 - 24」となった。一層気持ちを引き締めてかかりたい。オックスフォードでの研究もまとめの時期にかかってきた。こちらも一層頑張りたい。明日は来年度4回生(19期生)、3回生(20期生)の募集締め切り。夢と志をもった若者達と未来に向かって頑張っていきたいと思う。学長選挙も水曜日に行われる。いろいろな意味で未来のかかった日々となる。

© Wakazemi 1-20