オックスフォード通信(299/66)Burford

Cotswolds(コッツウォルズ)と呼ばれる地域があります

このブログでも何度も取り上げていますが、オックスフォードから最も近くてかつしみじみといい場所となるとBurford になります。車で30分くらいドライブすると到着するので、この日曜日にも丁度若ゼミ18期生の追いコン用のビデオ作成が佳境を迎えていましたが、気分転換に出かけてみました。

もう3度目になりますが、来る度に新しい発見があるいい街です。何しろ、バーフォードへ入るラウンドアバウトを曲がるとそこは坂道の頂上でそこから坂に沿って街並みが一直線に広がっています。よく言われるコッツウォルズのハチミツ色の建物が温かくビジターを迎えてくれている気持ちになります。

最もこの通りは通り抜けて他のコッツウォルズの街に繋がっていますので、車の行き来は多く、道路沿いの店に最も近い駐車場には中々止めることが出来ません。

この日も少し遠くの駐車場に車を駐めて、ゆっくりと街並みまで歩いてみました。どこを切り取っても雑誌の表紙にできるような感じです。パリとはムードが異なりますが、ユトリロが描いたらいい味の絵画になる感じです。

この日は(も)お気に入りのHuffkinsに入り、お昼を食べていなかったので、思い切ってアフタヌーンティーを注文しました。といってもフルバージョンではなくて、少し簡略版です。一人、 £12ですので日本円で大体1500円くらいです。サンドイッチはサーモンなど3種類からチョイスができたのですが、いわゆるBLT (Bacon Lettus Tomato) のサンドイッチを。それにスコーンが1つついてきます。スコーンにはストロベリーのジャムとたっぷりの生クリームが。お茶は、いつもアールグレイなのでアッサムティーにしてたっぷりのミルクと温かいシロップを入れて頂きました。知っている人は知っているのでしょうが(イギリスに来るまでティーにはほとんど興味がなかった)このアッサムティーはミルクとの相性が抜群にいいですね。少し大きめのポットで持ってきて頂いたので軽く4杯はミルクティーにして頂きました。

最近、イギリスの食事に対して厳しめの私ですが(年末にスペインとパリに行ってからです)、このアフタヌーンティーは依然として素晴らしいです。スコーンがパサパサで美味しくない店もあるのですが、このHuffkinsのスコーンは香ばしく、よく極評されるような口の中の水分を持って行かれることもなく、ジャムや生クリームといいハーモニーを醸し出します。

ゆっくりとお茶を飲み、何度も何度も継ぎ足し、大きめのサンドイッチを食べ終わると、日が長くなってきたとはいえ、もう薄暗くなってきます。

コツウォルズで頂くアフタヌーンティーは人を幸せな気分にしてくれます。



(2019.1.20)

★今回の教訓:気分転換にコツウォルズ、などというと怒られそうだが、車を譲って頂いたK先生は毎週末、出かけておられたそうだ。最初その話を聞いたとき、まさかと思っていたが、実際何度も通ってみるとまたいきたくなる、不思議な場所だ。コツウォルズ。

Huffkins は商売上手。アフタヌーンティーの精算を済ませると、このレシートを横の店に持っていくと紅茶など10%引きになると。ついつい割引商法に乗せられてマグカップを購入させて頂くことに。

© Wakazemi 1-20