オックスフォード通信(202)Visual stimulus

Physiology(生理学)のセミナーに参加してきました

カーディフ大学のF先生が1時間にわたって、視覚刺激を間隔をあけて与えた際のネズミの大脳皮質(cortex: retrpsplenial cortex: RSC)の変化についてお話になりました。RSCがエピソード記憶の鍵を握っているという前提での実験結果の紹介でした。

やはり専門外の話になると途端に理解能力が落ちるものでセミナーのほぼ全てが研究結果でしたが中々全体像を理解するのは難しかったです。一方、流石、理系(?)グラフの作成や提示、図解の提示が明快で分かりやすくなっていました。また場面によっては背景を黒にして白字で提示するなど、今後のプレゼンテーションの参考になることが多かったです。

いわゆる階段教室でのお話だったのですが、声がこもって聞きにくいのが意外でした。

ご出身はドイツだと思うのですが、英語自体は分かりやすい文法を使っておられたのですが、専門用語の意味を考えていると話が飛んでしまいますね。通訳をされる方でも専門以外の分野については事前に背景知識や用語を理解してから臨むと伺ったことがあります(進士和恵先生)。

その通りですね。

ただ記憶の住処について徐々に研究の光があてられていることは素晴らしいことだと思いました。この学期は少し専門分野外にも意欲的に挑戦してみたいと思います。

(2018.10.15)

★今回の教訓:普段行かない学部や建物に足を踏み入れるだけでもワクワク、ドキドキする。それはいいことかもしれない。

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