オックスフォード通信(311/54)大雪

 オックスフォードは雪の一日でした

BBCではあちらこちらで雪のため車が立ち往生してしまったり、学校のバスが渋滞に巻き込まれて帰れなくなったため近くの大学の寮に泊まったなど、テレビはBrexitは一服、雪と悪天候の話ばかりです。

小中学校も休校になったところが多くあるようで、オックスフォードの街もいつもよりもひっそりとしてようです。夕方、近くのコーヒーショップ(コスタ)に出かけたのですが、今日は6時には店を閉めるとのこと。どこも早じまいという感じです。

2月は少し静かなスタートです。

少し論文を読みまとめるスピードを上げなければなければなりません。

(2019.2.1)

★今回の教訓:案外雪の方が集中できるから面白いものです。

 

f:id:wakazemi:20190201165819j:plain

オックスフォード通信(310/55) 体調復活

珍しく体調を崩しておりました

日頃、元気なだけに少し体調を崩すと中々気力が戻ってきません。1/21でi-Seminarが終了したために気が抜けたのか、寂寥感(?)に襲われてしまったのか、はたまた年末に引いた風邪がすっきりしなかったからかもしれません。

このブログもはてな日記が終了し、はてなブログに移行しましたので気合をいれてブログも書いてゆこうと思っていたのですが、Writer’ Blockというものでしょうか、この数日はなかなかパソコンに向かう気になりませんでした。

日本であれば、風邪をこのような時にはすぐにかかり付けの病院、最近では耳鼻咽喉科に駆け込んでいろいろ心配なことを相談するのですが、イギリスではなかなか敷居が高いです。

イギリス生活のレポートも兼ねていますので、オックスフォードの病院事情を知る上でも、一度お医者さんにかかってみるというのもいいのかもしれませんが、この程度で来たのか?と言われるか、NHS(国民皆保険)の病院であればアポイントメントを取るまでに治ってしまいそうではないかと思い、結局行かずじまいです。

明日から2月。BBCでは、まずシカゴがいかに寒いかということを(−30度以下)を報じ、その後イギリスでも南部を中心に雪が積もるので車の運転などには気をつけましょうと言っています。そっと、外を見ると、雪模様、雪がつもっています。

私のオックスフォード滞在もあと2ヶ月を切ることになります。そろそろいろいろな締めくくりにかからなければなりません。

(2019.1.31)

 

★今回の教訓:夏休みの日記をため込んだ記憶が蘇る。時間は待ってくれない。Borrowed timeを大切にしたい。

f:id:wakazemi:20190130184007j:plain

 

オックスフォード通信(309/56) オックスフォードの不況

 


オックスフォードの目抜き通りはCornmarket Streetといいます

イギリスに到着した頃はこの通りもぎっしりと店が連なり賑わっていましたが、最近、閉店が目立ってきたように思います。一時的なものでしばらく経てばまたその賑わいを取り戻すのかもしれませんが、MovedとかOur new shop is located … という張り紙のある黒い壁を見ると少し考えさせられます。

日本と違って法律的な手厚い保護があるのでしょう、日本ではあまりお目にかかったことのないような小売り店がこのコーンマーケットにはずらっと並んでいます(と言ってもよく見るとロンドンにもある有名店も多いです)。丁度京都の新京極のようにブラブラと歩いているだけで楽しい気分になります。Waterstoneの本屋さんの後に、コーヒーショップや文具店、オックスフォードの土産物屋さんと冷やかして歩くのは楽しいです。少し先にWestgateショッピングモールがありますが、そことは質の異なる楽しさがあるように思います。

それは敷居の低さ、shop assistantsとの会話、気軽さ、などひと言で言うとコミュニケーションがあって、User Friendly なのでしょう。通りにはホームレスの人のギターの音色が一日響いています。

コーンマーケットはオックスフォードの街には不可欠な要素だと思います。
(2019.1.30)

 

★今回の教訓:歩いているだけで楽しい通りがある街はいい。インスピレーションが湧いてくる.

f:id:wakazemi:20190130184927j:plain

オックスフォード通信(308/57)大学院生の指導

R先生の共同研究も随分大詰めです

こちらでは授業を教えたり・授業に参加する義務がないだけに、R先生との共同研究を軸にオックスフォードでの研究生活を構築しています。来月にはアイルランド・トリニティーカレッジに行く用事もあるためその準備もしなければならないのですが、R先生と話をする度にいろいろなインスピレーションが湧いてくるのが面白いところです。

R先生は9名の博士課程学生をかかえているため、その指導が大変です。スケジュールを見せて頂くことがあるのですが、Google Calendarで管理された予定はぎっしりです。ほぼ1時間ずつ院生と向き合っておられます。もちろんオックスフォードの大学院生は優秀ではありますが、だからといって放っておいていい論文が書ける訳ではありません。オックスフォードでの在外研究のアジェンダには入っていなかったのですが、教員の学生に対する態度にも大いに教えられるところがあります。このような丁寧な指導がいい研究者やいい論文を産むのだと思います。地道な指導に優るものはないと思います。

(2019.1.29)


★今回の教訓:学生の指導は丁寧すぎず放任しし過ぎない適度な距離感が重要だ。その中核にあるのはもちろん知的な刺激であることはいうまでもない。

 

f:id:wakazemi:20190130184911j:plain

 

 

はてな日記へのご投稿・御愛読ありがとうございました

2015年からですのでほぼまる3年間、このダイアリーを続けてきたことになります。この間、若ゼミもゼミメンバーもそして私も着実に成長を続けることができたのではないかと思います。それも、ここでその歩みを振り返ることができたからだと思っています。

本日を以て、このダイアリーは更新ができなくなります。次のステップを考えるためにも、おすすめに従い、はてなブログに移行します。

移行先のアドレスは以下の通りです。

https://wakazemi.hatenadiary.jp/

尚、若本夏美のオックスフォード通信及び個人ブログについては以下のサイトでもみることができます。

http://wakamoto.org/wordpress/

これまでの内容(+コメント)は自動的に移行しますが、写真は移行できませんので各自でこの日記から(当面は見れるそうです)コピーをお願いいたします。

Never miss an opportunity to be fabulous!

coach

オックスフォード通信(307/58)Costa

オックスフォードで一番よく行ったコーヒーショップは間違いなくCost(コスタ)です

フラットのあるサマータウン。ここにはいろいろなお店がそろっていてほぼここだけで生活できるくらいですが、コスタは重要なファンクションを担っています。何しろ、昨年7月まで真向かいにあったスターバックスを撃退したほどですので(客の入りはコスタが12とするとスタバは4くらいでした)魅力的なカフェなのだと思います。

明るさは適度、何時間いても文句は言われない、そして一番不思議なのは一度として座れなかったことがない。一杯なのですが、なぜか座れます。これは恐らく客層が厚く、時間帯で上手く入れ替わっている体と思います。例えば午後4時から5時くらいは学校帰りの中高校でごった返します。ワイワイとうるさい限りですが、5時を回ると家に帰らないと怒られるのかピタッといなくなります。また午後3時から4時くらいは子連れのお母さんが目につくことが多いです。彼女達も午後4時くらいになるとピタッと帰ってしまいます。

値段設定はスタバとあまり変わらず、カフェラテが £3弱(450円くらい)ですので安くはありません。用事で一緒になるイギリス人のPさん自信はコスタはうるさいのあまり好きではないと言っていますが、イギリス特にイングランド地方はコスタの天国のように思います。

冬はほっとチョコレート(=ココア)、それ以外はカフェラテ(ミルクに少しのコーヒーを入れる:日本とは分量が逆)、案外ティーも美味しい。パブとは趣きが異なりますが「昼の社交場」として重要な役割を担っているのがコスタなんでしょう。


(2019.1.28)

★今回の教訓:教会、パブ、コスタ。これがイギリスの街の3つのマスト、というと怒られるかもしないが遠からず当たっているかも。
f:id:wakazemi:20190125165557j:plain

オックスフォード通信(306/59)Witney

コツウォルズと言われる地域でオックスフォードから最も近いのがウイットニー(Witney)です

自家用車で20分、道が混んでいても30分あれば到着します。オックスフォードの郊外になりますので、ここに居を構えて大学まで通っておられる先生もいらっしゃいます。高速が無料ということもあり、少し気分転換に出かけてきました。

A40を西に少し走るともうウイットニーへの看板が見えてきます。と同時に独特の薄ハチミツいろで統一された街並みが点在します。小さな街ですが、落ち着いた雰囲気です。と同時に、教会、パブ、銀行、スーパー、商店街とミニオックスフォードという感じは否めないものの、ここだけで生活できるものが揃っています(イギリスはどこに行ってもその街で生活できるようになっているのが素晴らしいです)。

日曜日はSunday roast をメニューにしているパブが多いのですがカフェ・レストランは通常メニューのようです。久しぶりにバーガーを頂きました。すると必ず、Do you need something?と聞かれるので、Ketchup と言うことになります。無くても十分美味しいのですが。

回りは夫婦、家族連れ、又は友だち同士で集まっているグループです。日曜日の昼下がり少しこのような落ち着いた街で美味しい昼ご飯を食べるのもいいと思います。人が少なくても商店街やこのようなお店が健在であるところがイギリスの伝統が守られている秘密なのでしょうか。田舎に住みながらも高い水準の生活ができるのは理想的な生き方かもしれません。

日本でもそのようなライフスタイルができるようになるといいものです。

(2019.1.27)


★今回の教訓:都会=高い水準の生活、と画一的にならないところにイギリスという国の底力を感じる。
f:id:wakazemi:20190127144244j:plain

© Wakazemi 1-20