オックスフォード通信(348/17)ムラノ

ヴェネチアガラスのメッカ、ムラノ・アイランド(日本語に訳しやすいです:村の島)

現在宿泊しているホテルはS. Angeloのすぐ前。運河に面していてとても便利な場所にあります。ACTvという水上バスに乗って一路S. Marcoへ。運賃は24時間乗り放題ですが、S. Angeloは小さなバス停なので自販機もなし。船の中で買うことに。本当は2日券を買いたかったので、S. Marcoで降りたら買うというと、じゃあSt. Marcoまでの乗車券を買えとおっしゃる。幾らと聞くと€15と。やむなく一日券を買うことに(€20。この辺りの料金設定の無茶苦茶さがイギリスとよく似ています)。

ムラノという日本人的な名前の島まで約1時間。途中の(水上)バス停を停まり停まり進みます。ムラノは運河沿いはほぼすべてヴェネチアガラス一色。ブラブラとあるいていると天気も良く個々地域持ちです。

良く思うのですが、人の幸せの1/3健康状態が占めると思います。残りは、1/3が仕事や経済状態、達成感など、そしてあとの1/3が住んでいる場所の気候や天気ではないかと。その意味ではヴェネチアを歩いている人は観光客だけでなく、在住の皆さんも幸せそうに見えます。このようないい天気ばかりではないかもしれませんが、風光明媚で3月でも温暖な気候であると自然と笑みが漏れてきます。

今回、私はイギリスから飛行機で1時間50分(実際には時差があるので時刻上は+1時間)でヴェネチアに到着しています。ヨーロッパに住んでいれば2時間くらいでどこにでも行ける計算です(もちろん南の端から北の端まではもう少し時間がかかりますが)。そう考えるとヨーロッパに住むということはとても幸せなことだと思います。少し寒いところにも温かいところにも気分に合わせて移動することが出来る。バカンスを本格的に楽しむことができます。太陽の光をたくさん浴びると北風と太陽の寓話ではありませんが、自然とポジティブな気持ちになります。何かあたらしいことをはじめてみようという気持ちになることができます。

今回は時間の関係でヴェネチアのみの訪問ですが、歩きながら幸せを噛みしめることができるように思います。

ちなみにムラノでは(中にはMurano Shopというお店もあって、日本語に直して一人で笑っていました)、ヴェネチアガラスの店でペーパーウエイトを購入しました。なかなか気に入っています。
PS. サンマルコ広場などで日本人特に大学生風の観光客を沢山目にします。中国人よりも日本人観光客の方が多いような印象です。そんなにヴェネチアって人気あったのかと思っていました。

(2019.3.10)


★今回の教訓:人の気持ちなんて案外簡単に変わるもの。天気が良ければそれだけでハッピーな気持ちになるのが不思議。

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