オックスフォード通信(338/27)オックスフォード交響楽団

コンサートに参加してきました

曲目はドボルザークバイオリン協奏曲、ラフマニノフ交響曲第2番です。シェルドニアン・シアターは卒業式などの儀式に使われるオックスフォード大学のいわば最も重要な施設・建物のひとつです。木造作りですが3階まで客席がありかなりの人数を収容することができます。普段も見学などは出来るのですが(要、入場料)、客席には入ることができません。

オックスフォードに来て思うのですが、客(or 学生)の出足はいつも遅く、”last^minute person” という言葉がありますが、「ギリギリ」にやってくる人がとても多いです。夜8時スタートだったので、7時半に到着すると入り口には2人いただけ。有り難いことに(自由席だったので)中央でオーケストラ席からほど近いいい席に着座することができました。その時点で客席は10%程度埋まっているだけ。あまり人気がないのかと思いきや、開始5分前になると3階まで一杯に。しかも8時の開演の時間になってもまだぞくぞくと人が集まってきています。

学生オケはいいと思います。最初のドボルザークは少し固く、ぎこちない感じもしたのですが、後半のラフマニノフになるとフルオーケストラ全員がひとつになってノリノリで演奏しているのがよく分かりました。それに対応して客席も熱気を帯びてきます。

のだめカンタービレ」というドラマ・映画がありましたが、それをオックスフォードで見ているような感じすらしました。指揮者が情熱的にタクトを振る、バイオリンがチェロが一心不乱に弦を奏でる。特に第3楽章の馴染みのあるメロディーになると曲想の素晴らしさも相まってコンサートは最高潮に達したように思いました。

あらためて、何かに没頭する、集中することは大事だと思いました。そのためには楽しんで何かに取り組むことが重要だと思います。楽しめ!とよく言われますが、なかなかそれは難しいことかもしれません。20%くらいの余裕をもって全部をやり切ろうとしない心がけが重要なのかもしれません。また、これは2度めの経験だと自分に言い聞かせてその時間をゆったりと過ごすようにすることも重要かもしれません。

楽しいひとときをすごさせて頂きました。

(2019.2.28)

 

★今回の教訓:いろいろな角度から「楽しむこと」「集中すること」「情熱を傾けること」について経験することは大事だ。

 

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