オックスフォード通信(229)i-Seminar Winter Overnight Special(コンテンツ・メッソド編)

インターネット合宿は学生の自主性を高める

今回、K先生もTAのKさんも2日間ともご参加頂いたのですが、実質的な合宿の計画・進行・運営はほぼすべて学生自身の手で行われました。これまでは「待てずに」私が指示を出したりすることが多かったのですが、インターネットではさすがにそれはできないので(カメラの前の状況しか分からないため)学生自身が自分達で動かないといけないと思ってくれたのだと思います。これはゼミにとってもとてもいいことだったと思います。

教師はなかなか「指示病」からぬけることができないものです。時にそれを義務と考えてしまいますが、学生や集団としてのゼミの成長を奪ってしまっていたのかもしれません。

今回の合宿で特徴的な点をざっと挙げておきたいと思います。

1. ゼミメンバー17名全員が遅刻もなく(これも例年にないことです)参加できたこと

2. ひとり30分の発表(質疑応答を含め)を実に17名分、最後のK先生と私のコメントを入れると9時間の発表に真剣に参加することができたこと

3. 発表は全て英語、質疑応答も時々日本語が混じったがほぼ英語でおこなったこと

4. 卒論の最初から謝辞まで全編を通して発表することができたこと

5. 最後のK先生のコメントにもあったように大学院に迫るような質の高い研究内容であったこと

6. K先生が細かな質問ができるほど緻密に構成された卒論になっていたこと

7. いい質問がフロアからでたこと

8. 司会(Convener)、指定討論者(Discussant)が上手く機能し、時間を有効につかうことができた

9. 時間を守り、時間の管理もきちんとできたこと

10. 楽しく合宿をすごすことができたこと

11. 開会式(私はインターネット接続問題でミスしたけれど)と閉会式がとてもよかったこと

もちろん問題点もあったと思います。これについては月曜日のゼミで議論する予定ですので、その後アップロードしたいと思います。

2日間という短期間でしたが、ゼミとしては卒論のめどをつけることができた秀逸な合宿になったと思います。合宿については後日もう少し書き足したいと思いますが、あらためて2日間お世話になったK先生、TAのKさん、びわこリトリートセンターの皆様、ゼミの合宿コミッティーの皆さん、そして熱心にご参加頂いた18期生全員に感謝したいと思います。

PS. 閉会式で流されたスライドショーには感涙でした。

(2018.11.11)

★今回の教訓:冬合宿、成功裏に終了!

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