オックスフォード通信(209)慣れることとスキルの関係

車の運転に慣れてきました

イギリスでの生活も半年を超えてくると自分の中でのいろいろな変化に気づきます。到着当初はオックスフォードの石造りの建物に一々感動してましたが今では日本の木と紙で作った家の方が温かみを感じるように思います。

異文化としての車の運転や食生活にも随分慣れてきました。車の運転については何度も書いていますが、ラウンドアバウトのパターンが体の一部なって、自然と(自動的に)手や足が動くようになってきました。パブでのしきたりもすっかり理解できるようになりました(考えてみるとどのパブもパターンが一緒です)。イギリスでの食べものも客観的に見ることができるようになってきました。特にイギリスの食べものが特段美味しいわけでもありません(日本の方が美味しいと思いますが)。

イギリス英語も単語やアクセントの違いに戸惑っていましたが、まだすっかりとはいきませんがずいぶん波長が合ってきたように思います。

大学での顔見知りの人も増えてきてこのイギリスに住んでいることを実感できるようになってきました。

何事にも「慣れ」というものがありますが、この慣れには「時間」が必要であると実感しています。慣れるとスキルが向上するのだと思いますが、異文化への適応の時間を短縮する方法はないのでしょうか?

例えば、英語の4スキルのなかで「慣れ」が一番重要な部分を占めるのがリスニングだと思います。リスニングの慣れとは、それまで少し時間をかけて考えていたことが考えずに自然と理解できるようになる事だと思います。これには、海外生活では時間、つまり英語を聞いた時間が大きく影響します。今考えているのはこの時間を短縮する方法はないかということです。

日本では日々の生活で英語を使うことはありませんので結果的には「時間切れ」で英語学習が終了してしまうことが多くあると思います。従来型のひたすら聞くという方法ではなくて、listening を Accelerate する方法は無いものかと思っています。あと半年弱の生活と研究の中でその「Tips」を見つけたいと思っています。

もうすぐ Halloween のシーズン、スーパーマーケットにも大きなカボチャが目に付くようになってきました。

PS. 今日は Abington で買い物のついでに Sunday Roastを食べてきました。これまでで最も機嫌が悪そうな女性がレジをしていました。ローストは美味でした。

(2018.10.22)

★今回の教訓:10/22は時代祭鞍馬の火祭。火祭りは今年は中止と。来年は是非ゼミメンバーと一緒に見に来たい。

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