オックスフォード通信(193)A&J さん

お隣のAさんJさんご夫妻と楽しいディナーを楽しみました

以前お招き頂いたので(通信88参照)、今晩は我が家においで頂きました。日本では隣といっても玄関を出てと少し面倒ですが、フラットの場合はほんの10歩くらいの距離なので和気あいあいとできるのは楽しいものです(実際、帰りはAさんは靴も履かず、持ったまま帰られました)。

だし巻き卵にいなり寿司、鮭の白味噌焼、デザートは白玉とあんこ・バニラ、お酒はビールに日本酒(沢の鶴)と日本食全面のディナー、AさんもJさんも喜んで平らげてくださったので良かったです。しかし、日本食の世界への浸透度は着実に進んでいるようで、本日のメニューでオックスフォードで手に入らなかったのはいなり寿司のお稲荷さんでした(8月に遊びに来てくれた東京のIさん夫妻が持ってきてくれました。ありがとうね)。

フランス人と英語で3時間半くらいはなすのは楽しいです。お互い第二言語ということ以上にフランスや日本のこと、それぞれの歴史や地理(これが一番盛り上がりました。方言の話をしている中でフランスは南北の移動はできるけれど東西の移動ができないと、中部には大きな街もないと、これは定かではないようですが)、イギリスのEU脱退問題など話が多岐に及んだのがよかったのだと思います。

その背景には互いの国も文化も心から尊重し、尊敬の念を持っているところがあったと思います。フランスと日本、どちらがいいわけでもなく、それぞれのいいところを聞きだそうという姿勢があったので清々しく楽しい会話になったのだと思います。(英語母語話者と話をするとなかなかそうはならないのはなぜでしょう)。何となく互いの文化を尊重することの意味が分かったように思います。まず第一歩は相手の文化に興味を持つこと。当たり前ですが、その興味を質問や会話で示すとなると少しハードルが高くなります。でもここがポイントだと思います。

それにしても日本料理ができるというのは大きな特技になると思います(私ではありません)。それについていろいろと説明をしながら、そうだよな、日本ではこうなんだな、ということを確認できるところに、愛国心とか望郷の念が沸いてくると思います(これから留学やワーキング・ホリデーで外国に住む人は三品くらい日本料理できるようになっておくといいかもしれません)。
このようなお話をお聞きするとフランスへ行かざるを得ません。機会を見つけてフランスに行ってみたいと思います。

PS. サマータウンに新しいパブができたとAさんJさん(早速行ってきたらしい)。行ってみようっと。

(2018.10.6)

★今回の教訓:気の合う隣人がいるのは有り難い。イギリスのこれからの冬も楽しく過ごせそうだ。

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