オックスフォード通信(115)ノドが痛い(かった)

外国で暮らしていて一番恐怖を感じるのが病気です。

イギリスにはNHSという国民皆保険があるのですが今回の私の1年間の滞在中はこれが適応されないと考えています(適応されるよというこちらでの友人の話もあるのですが)。

恐らく海外留学などで外国に住まわれるみなさんは日本で保険に入って渡航されると思います。私の場合も包括的な保険に加入しています(東京海上日動・海外旅行保険あんしん)。これは優れた保険でキャッシュレスで治療が受けられるものです。このような最後の砦がないと海外生活はやはり心配です。

オックスフォードで?と思うのは大学としての医療センターがないことです。大学院生として通っていたトロント大学では、Health & Wellness Centreが大学の中心部にあって、体調がちょっと良くないとか(実際に胃が痛くなりました=ストレスだったとおもいます。ただ、そこでは次の大きな病院を紹介してくれるホームドクターの役割になっていて、胃カメラ検査をするよう勧められたのですが、実際にカメラを飲んだ?のは3ヶ月後、帰国の1ヶ月前という時間のかかりようでした)、インフルエンザの注射などはそこへいけばアポなしで簡単に見てもられて安心でした。

先週のスコットランドへの旅行から帰ってから、ノドに違和感があって、嫌だなあと思っていました。日本なら耳鼻咽喉科へすぐに自転車で行っているところですが、こちらではそうもいきません。インターネットは見ないに越したことはありません。不安をあおることしか書いてありません(そうして通院を促すのでしょう)。

最初は何かの包装紙(チーズなどの包みの一部)を間違えて食べてしまったような違和感が喉にあって間違えて一緒に食べてしまったのかと思ったのですが、3日くらいして全快しました。よくよく考えてみるといわゆる旅の疲れだったと納得するのですが、日本でとは異なる不安感がつきまといました。

あんしん保険でカバーされていないのが歯の治療です。これは以前のカナダで痛い思い(子ども達の虫歯治療で計30万円くらい支出させられました)があるので取り分け気をつけています。留学する大学生諸姉によくアドバイスしている通り、半年前くらいから歯医者さんには足繁く通いました。幸い、高校の同級生が京都市内で歯科医院を開業しているので(腕がいいですよ、必要な方はご連絡ください。ご紹介します)、事情を説明して向こう1年間歯に問題が起きないよう、徹底的に治療をしていただきました。そして日々の歯のメインテナンスについても、歯磨きの仕方から(小学生みたいですが)教えていただきました(ただ、高校の同級生なので教え方がタメ口で、冗談混じりでいろいろ言ってくるので面白かったです。多くは私がクリーニングなど口が開いた状態で反論できない状態で、ウンウン、ウウン、などとうなるばかりでした。)。

その中でも日々実践しているのが、歯間ブラシと糸ようじです。最初は歯間ブラシもうまく使えず、半信半疑だったのですが、特にオックスフォードに来てからは毎朝、毎晩、ご教授頂いた通り実践しています。これは実感として歯の健康に大きく貢献していると思います。

もう一つ、これから実践しなければいけないのが、持久力の維持向上です。これについては自転車に乗っている以外は特段何もしていないので、近々新しいことに取り組みたいと考えています。

(2018.7.20)

★今回の教訓:健康あっての研究、健康だからいい仕事もできるもの。毎日の少しずつの積み重ねが大きな成果を生むことになる。

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