オックスフォード通信(112)i-Seminar 第14回目: 短縮ゼミ

 
京都は祇園祭宵山です。

そのため4コマ目のみの短縮ゼミでした。

インターネットの調子も本日もあまり良くなく2−3回つなぎ直す、FacetimeからLINE Videoへの切り替えなどをゼミメンバーにして頂きました。

同志社女子大学側のMacbookApple TV を通して教室のスピーカーから私の声が出る設定にしていただいているのですが、時々私の声が反響してしまい私が話をしているときに1-2秒遅れで自分の声が聞こえてしまうことがあります。自分の声が聞こえると話しにくいものですね。

ただ、14回目(実際には13回)になるとあまり細かなことを気にしなくなるのも面白いところです。最初の頃はうまくつながらなかった、などということに正直、落ち込むこともあったのですが、最近は「うまくつながらないことを前提」として考えられるようになってきました。それよりも「ゼミ=授業の構成」の方が重要だということに気づきます。

さて、本日 (7/16) は前回の続きで「データ分析応用編」としてKitao先生に VassarStats を使ったワークショップをして頂きました。descriptive statistics、t-test、correlationなどをサンプルデータを使った分析です。若ゼミではこれまでSPSSを使った分析を伝統的におこなってきましたが、この VassarStats (私も本日初めて使わせて頂きました)は一つ一つの統計分析の手法を学ぶのに適していると思いました。SPSSは一気に出してしまうので「楽」なのですが、統計手法の意味について考えない傾向がありますので、この VassarStatsSPSS を組み合わせると最適だと思います。

統計を実際に使うのには時間が掛かります。本日のゼミでも??が2の3乗くらいついたメンバーもいると思いますが、使いながら理解してゆくものかもしれません。

さて、春学期のゼミも来週で終了。その前に、卒論中間発表の位置づけの第16回ポスタープレゼンテーションも予定されています。秋学期も見据えて、ハードウエアの強化もしたいと考えています。具体的には、TV通話の本家、スカイプの使用です。なぜこれまで使ってこなかったのか、自分でも不思議ですが、無料ソフトが公開されていますので使って見たいと思います。

(2018.7.17)

★今回の教訓:ワークショップスタイルのセッションにはインターネットゼミはまだ弱い。Macの画面共有も可能性の一つ。インターネットゼミの面白いのは次々に克服すべき新たな課題が生まれること。しかし見えてきたのは、学びとは何なのか、授業とは何なのか、コミュニケーションとは何なのか?というシンプルな問い。これは普段の対面式授業では見えてこないもの。

© Wakazemi 1-20