オックスフォード通信(93)オックスフォード風オープンキャンパス

オープンキャンパスというと日本だけかと思ったのですが、今週は全カレッジでオープンデイを実施していました。

わざわざ出かけた訳ではないのですが、各カレッジが普段見慣れないような横断幕を掲げ、テントを張っていると否が応でも目に入ります。植物園 (botanical garden)に行くのがそもそもの目的だったのですが(English Gardenなのであまり大したことはない)横断幕に釣られてその前の Magdalen Collegeに入ってみました。

College Ambassador というロゴの入ったTシャツを着た大学生がグループを作って普段は入ることのできないカレッジの中まで案内してくれます。私の今回の在外研究では学部(教育学部)に所属していますが、カレッジには所属していませんのでこのようなカレッジの奥深くまでというのは興味津々です。といっても彼らの寝起きする寮とコモンルームのような集会場があるだけですが。さすがと思うのはそのような集会所にもビールがあるのですね。まさにパブインカレッジです。そういえば、最近改装工事の終わったパブ、Kings Arms も以前は4月のはじめにお世話になていた http://:title=Wadham College の一部だったという話を聞いたことがあります。ギネスもあったりしていいなあと思ったのですが、値段は街中のパブと変わりないものだったのが少し意外でした。

世界No.1 と言われるオックスフォード大学でもこのようなオープンキャンパスをしていることに感慨を覚えました。ただよく見ると参加者の半分くらいは観光客で普段は入場料(£2くらい)を取られるところが無料になっているのにちゃっかり便乗しているようでした(私も)。

ただカレッジの外ではギャップイヤーを利用してインターンシップなどに参加しようとビラを配っている学生もいて興味深かったです。一つ分からなかったのは各カレッジが、プライドパレードで利用するレインボーの旗を掲げていたことです。恐らく、LGBTに私たちは配慮していますよ、というメッセージなのだと思いますが。

(2018.6.28)

★今回の教訓:オープンキャンパスはどの大学でも。参加の高校生(恐らく)はほぼ親と一緒。このあたりも日本とよく似ている。

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